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政治

2020年4月20日

建設業の外国人労働者18万人と家族に在宅命令、5月4日まで

 建設業に従事する外国人労働者18万人とその家族は20日から5月4日まで、自宅待機を命じられた。外国人労働者の間で新型ウイルス感染が拡大しているためで、低技能の就労査証であるワークパミットの労働者、および中程度の技術のSパス所持者とその家族が対象。
 
 政府が隔離指定したドーミトリー(宿舎)18カ所など外国人用宿舎に滞在している労働者に対しては別に隔離措置が講じられている。建設業で働く、ワークパミットの労働者は28万4,300人。
 
 自宅待機を命じられた18万の労働者の多くは、工場を改修した宿舎、建設現場の仮住居、ショップハウスなどの民間施設に滞在している。このうち健康であることが確認された7,000人は軍の駐屯地、洋上ホテル、体育館など代替施設に移されている。Sパス所持者を中心に2万7,000人は公営住宅のHDBフラットに住んでおり、家族を伴っている者が多い。
 
 ほとんどの建設工事は停止されているが、コー・ブンワン運輸相によると、チャンギ空港第3滑走路など複数の急を要する工事は継続する。
 
 18日に確認されたウイルス感染者は過去最多の942人。ドーミトリーに住む労働者が多くを占めた。

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