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日系企業・社会

2020年4月15日

日立、AI・データ解析企業を買収

 日立製作所は4月10日、マレーシアを主要拠点とするIT(情報技術)企業のフュージョネックス・インターナショナルと契約を交わし、同社の事業を継承した新会社フュージョテックホールディングスを1日付で完全子会社化したと発表した。
 
 フュージョテックはクラウド上でサービスを提供する「SaaS(ソフトウエア・アズ・ア・サービス)」を手掛け、人工知能(AI)やデータ解析を強みとしている。日立は買収により、データサイエンティストやAI開発・構築のエンジニアらデジタル人材を獲得し、ソリューション・サービス・テクノロジー「ルマダ」事業の中核を担う日立ヴァンタラをはじめ、グループ各社との連携を通じてフロント機能とデリバリー機能を強化する。
 
 また、フュージョテックが培ってきたAI・データ解析の技術や定額料金型SaaS事業のノウハウをルマダに取り込むことで、ユーザー個別の開発や仕様変更が少なく横展開が容易なSaaS事業を強化し、世界市場での事業拡大を目指す。
 
 さらに、両社の技術・ノウハウやデジタル人材の融合を図り、日立のOT(オペレーショナル・テクノロジー)・プロダクト事業と組み合わせることで新たなデジタルソリューションを創出する。

(提供:亜州ビジネスASEAN
 

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