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経済

2020年4月8日

2月の輸出12%増、シンガポール向けなど伸びる

 マレーシア統計局が4月3日発表した貿易統計によると、2020年2月の輸出額は前年同月比11.8%増の744億5,120万リンギ(約1兆8,657億円)だった。増加は2カ月ぶり。旧正月連休の時期のずれで前年同月より稼働日が多かったことなどが影響したとみられ、シンガポール向けや米国向けが20%を超える増加となった。輸入額は11.3%増の618億3,160万リンギ(約1兆5,495億円)、貿易収支は126億1,960万リンギ(約3,163億円)の黒字だった。
 
 国別で最大のシンガポール向け輸出は22.5%増加。石油製品やパーム油・パーム油製品の増加が寄与した。米国向けは25.5%拡大。また、新型コロナウイルスの感染が広がっていた中国への輸出も、パーム油・パーム油製品などが好調で2けた増を確保した。
 
 品目別では、石油製品やパーム油・パーム油製品、木材などが全体の輸出増に貢献。石油製品の輸出量は26.9%増えた。一方、主力の電気・電子製品は2.7%減と落ち込んだ。
 
 1〜2月の累計は、輸出額が前年同期比4.3%増の1,585億6,530万リンギ(約3兆9,737億円)、輸入額が3.5%増の1,339億1,260万リンギ(約3兆3,559億円)、貿易収支が246億5,270万リンギの(約6,178億円)黒字だった。
(提供:亜州ビジネスASEAN
 

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