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経済

2020年4月7日

チャンギ空港第2ターミナルの運用停止、SIAは週40便を運航

 チャンギ国際空港を運営するチャンギ・エアポート・グループ(CAG)は第2ターミナルの運用を5月1日から1年半、停止する。利用客の激減に対応したもので、近い将来、航空需要がウイルス禍発生前の水準に戻ることはないと判断した。
 
 運用停止で電気・水道代、清掃費を節約する。CAGは利用便がわずかな第4ターミナルでの業務も縮小した。現在、同ターミナルを利用している航空会社がさらに便数を減らすようであれば、運用停止も検討する。
 
 第2ターミナルでは現在、拡充工事が進行中だ。運用停止で工期を1年短縮できる見通しで、完工は2023年になる。
 
 コー・ブンワン運輸相によると、チャンギ空港を出発する、または乗り継ぎに利用している旅客に課している空港開発税(それぞれ10.8Sドル、3Sドル)を来年3月末まで免除する。
 
 シンガポール航空(SIA)グループ3社(SIA、シルクエアー、スクート)は域内、豪州、米欧の都市に対し週40便を運航している。コー氏は「ハブ空港としての地位をなくすわけにはいかない」とチャンギ空港を守る方針を明確にした。

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