シンガポールのビジネス情報サイト AsiaXニュースTOP2月の小売業販売額は9%減少、店じまいの飲食店も

経済

2020年4月6日

2月の小売業販売額は9%減少、店じまいの飲食店も

 シンガポールの2月の小売業販売額は推定31億Sドル(約2,344億円)で、前年同月比8.6%減少した。自動車を除いた販売額は10.2%の減少だった。外食業の売り上げが16.6%減少した。
 
 販売額のうちオンラインでの販売比率が7.4%と前月の5.8%より拡大した。スーパーマーケット、家具・調度でもオンライン販売の割合が拡大した。コンピューター・通信機器では販売額の30.4%がオンライン経由だった。
 
 OCBC銀行のエコノミストによると、テレワークの増加、ソーシャル・ディスタンシングの奨励による食事デリバリーの増加が統計から読み取れるという。
 
 カテゴリー別で販売額が増加したのは、スーパーマーケット、家具・調度、ガソリンスタンド、自動車。衣料品・履物は41%減と最大の減少幅だった。デパートの販売額も減少した。
 
 7日から飲食業は、持ち帰り、デリバリーのみ認められるが、それができない業者は休業を余儀なくされる。しかし観光客の急減で経営が厳しく閉店に踏み切ったところもある。
 
 イオン・オーチャードのソルト・グリルや国立美術館内のプラナカンレストラン、またミシュランから星を獲得した複数のレストランも1カ月間休業する。

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