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社会

2020年4月3日

インターネットのデータトラフィックが急増、速度低下は起こらず

 自宅で会社の仕事をするテレワークが増えた結果、インターネット利用の増加でデータトラフィックが顕著に増加している。
 
 インターネットサービスプロバイダー(ISP)のビュークエストによると、トラフィックは30%増加した。マイリパブリックや、通信のシンガポール・テレコム(シングテル)、スターハブもトラフィックの顕著な増加を経験している。
 
 データセンターのエクイニックスでもインターネットエクスチェンジ(加入者間トラフィック交換網)のトラフィックは30%増加した。短期間でこれほどの増加はかつてないことだという。
 
 ほかの国、都市でも同様のことが起きている。一部の都市では外出自粛要請が出され、家族が一斉にインターネットを利用したため通信速度の低下も起きているようだ。シンガポールでは一般家庭が超高速通信を利用できるインフラを既に整備しており、通信速度の低下は起きていないようだ。
 
 モバイル通信リサーチ業者オープンシグナルのフォッグ氏は「世界は通信、モバイル接続に生活を依存しており、5G(第5世代無線通信)の必要性が一段と明確になった」とコメントした。

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