オンライン食品雑貨の注文が急増、店側は対応に大わらわ

　食品雑貨のオンラインでの注文が急増している。政府が外出の自粛とオンラインでの買い物を奨励し、また人と人との距離をとるソーシャル・ディスタンシング措置を導入したのが主因だ。
 
　金融アドバイザーのジェーン・ネオさんは3週間ほど、毎日のようにオンライン商店での買い物を試みているが、配達枠に空きができず申し込みができない。このため24時間営業のスーパーマーケットに、人込みを避けるため深夜買い物に行っている。
 
　電子商取引プラットフォーム、さらにはフェアプライス、コールド・ストレージ、ジャイアントなどスーパーマーケットチェーンのオンライン販売部門では配達枠はほぼ埋まっており、コールド・ストレージとジャイアントを経営するデアリー・ファームによると、職員は24時間体制で客からの注文に対応している。
 
　オンライン食品雑貨商のレッドマートでは受注増をさばくため、米、卵、粉乳など必需品を優先的に扱う方針に転換した。また経営資源を効率的に活用するため配達方法を変えた。曜日により配達地域を変える方法で、1週間に2回の配達を実現している。