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経済

2020年4月1日

20年の航空旅客4割減、新型コロナで=航空委予想

 マレーシア航空委員会(MAVCOM)は、2020年の航空旅客数が前年から4割近く減少する見通しを発表した。新型コロナウイルスが主因。ニュー・ストレーツ・タイムズが伝えた。
 
 19年の航空旅客数は過去最高の1億920万人。ただ20年は新型コロナの影響で前年比36.2〜38.1%減の6,770万〜6,970万人に落ち込むとみている。
 
 3月26日までに国内外の航空会社はフライトを1,400万席分キャンセル。予定していた国内線の15%、国際線の20%が減った。国内航空会社は通年予定の8.6%に当たる730万席、外国勢は24.5%に当たる670万席をキャンセルしている。
 
 MAVCOMは、航空会社が健全な財務状況を維持することが困難になっていると指摘。ただし政府による公的支援は最後の命綱とみるべきで、長期的な財務状況の安定化に向け、まずは外資規制の緩和が必要だとしている。

(提供:亜州ビジネスASEAN
 

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