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政治

2020年3月24日

市民にも入国前の健康状態申告義務付け、学校が授業再開

 国民、永住者、長期就労査証所持者も27日午前9時以降は、シンガポール帰国・再入国に際し3日前までに健康状態を電子手段で申告することを義務付けられる。新型コロナウイルスの輸入症例を阻止するためだ。
 
 事前に申告しなかった場合、入国に際し同様の申告をしなければ通関できず、通関で待たされることになる。
 
 申告のための電子到着カードは移民・検問庁(ICA)のホームページ、または無料のモバイルアプリで入手できる。記入を求められるのは、健康状態、最近訪問した国・地域、個人情報・連絡先で、嘘の申告をした場合は起訴される。入国後は14日間の自宅待機令に従わなければならない。
 
 23日は1週間にわたる3月の休暇が終わり、学校が再開された。自宅待機を命じられ登校できなかった学生、教職員は全体の10%以下だった。授業に参加できない学生にはオンラインでの指導など自宅学習ができるようにする。教室では試験の時同様、学生間の距離をとるため席を離して配置した。
 
 小学1年の娘を持つ女性は、混雑したバスを避けるためいつもより10分早く自宅を出て、学校には7時に到着した。
 
 同日、新たに確認されたウイルス感染者は54人で、48人は外国での感染だった。1人を除き全員が居住者か長期査証所持者だった。感染者の訪問先は、欧州、北米、東南アジアで、英国渡航者が34人いた。

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