バー・映画館を含む歓楽施設の営業禁止、宅内引きこもりを奨励

　新型コロナウイルスの感染問題対策班は24日、27日から少なくとも4月末まで、バー、映画館など歓楽施設の営業を禁止すると発表した。海外で感染した人の帰国が増えていることに対応したという。
 
　塾、習い事教室、宗教的礼拝も禁止する。仕事、学校以外では10人以上の集まりを禁止し、ショッピングモール、博物館、レストランには客の密度を低くするよう求め、不服従の場合は閉鎖を命じる。
 
　対策班のローレンス・ウォン共同委員長（国家開発相）は、海外旅行の自粛を要請したにもかかわらず1,000人ほどの市民、長期滞在査証所持者が海外にいることを取り上げ、27日以降、国外に出る者には、新型ウイルスに感染した場合の入院・治療費を全額負担させると述べた。
 
　ウォン氏は「われわれは本気だ。ほかの国では会社が閉鎖され、商店、道路に人がいない。全員が自宅滞在を求められている。シンガポールはまだその段階に至っていないが、感染リスクは輸入症例の増加で高まる」と警告した。
 
　この先1カ月間、仕事、学校、またどうしても必要な外出以外、可能な限り自宅にとどまるよう求めるという。
 
　ガン・キムヨン保健相も「これらの措置を強制したいとは思わない」としつつも、学校、職場の閉鎖という「ロックダウン」もあり得ると述べた。