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社会

2020年3月10日

メードのいる世帯、1人当たり水消費量が20%多め

 メードを雇用している世帯では1人当たり水消費量が1日160リットルと、メード(家政婦)のいない世帯の135リットルより20%多いことが公益事業庁(PUB)の調査でわかった。洗濯、料理の回数がメードのいる世帯では多いことが主因だ。
 
 2018年9月から19年3月にかけ400世帯の水消費量を調査した。16年9月から17年4月にかけ実施した調査では水消費量はそれぞれ、164リットル、142リットルと消費の絶対量は以前より減少している。
 
 最新調査の400世帯のうち、メードを雇用している世帯は15%だった。洗濯回数はメードのいる世帯が週3.5回、メードのいない世帯が2.8回。食事回数はそれぞれ、1日2回、1.3回。トイレ清掃頻度もメードのいる世帯が高い。
 
 シンガポール世帯全体の平均では、1人当たり水消費量は16年の148リットルに対し19年は141リットル。PUBは30年に130リットルまで減らすことを目標にしている。
 
 「社会支援・訓練のための外国人家政婦協会(Fast)」のシア会長によると、20万余りの家庭でメードが働いており、水を大切に扱う教育が大切だという。PUBは、皿やペットを洗う際、水を出しっぱなしにしないで洗い桶に貯める方法を推奨している。

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