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社会

2020年3月12日

セントーサ島入域が6月末まで無料、訪問者減少に対処

 セントーサ開発公社(SDC)は今月14日から6月末まで、セントーサ島入域を無料にする。コロナウイルス騒動で訪問者が減少していることに対応した。
 
 SDCは学校が休みの3月も入島料を免除していた。シンガポール居住者の島訪問をさらに促すため、延長実施を決めた。
 
 通常、入島料は1人当たり2~6Sドル(約148~445円)。セントーサボードウオーク利用の場合は無料。セントーサボードウオークはビボ・シティーとセントーサ島をつなぐ橋で、動く歩道、またワインやビールを楽しめる店、土産物店がある
 
 島で営業している事業体には4月から6月まで、賃料の50%の支払い繰り延べを認める。未払い分は12カ月間の分割払いで支払う。金利はゼロ。
 
 11日、島を訪問したチー・ホンタット上級閣外相(通産担当)は、レストランでは席と席の間隔をあける措置をとると語った。衛生面に配慮していると示すことで、需要喚起を図る。ホテルとアトラクションを組み合わせた販売促進活動も強化する。
 
 バンジージャンプを運営するAJハケットのジョンソン支配人によると、利用客は50%減少した。外国人客が減少したが、居住者の利用が増えたという。
 
 米朝首脳会談に使われたカペラ・シンガポールも宿泊客が減少しているが、週末は居住者の利用がみられる。

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