2020年2月17日
SIAの航空整備子会社、マレーシア同業に49%出資
シンガポール航空子会社で航空MRO(整備・修理・分解点検)事業のSIAエンジニアリングは2月13日、マレーシアの郵便大手ポス・マレーシア傘下で航空機の整備・エンジニアリングを手掛けるポス・アビエーション・エンジニアリングに49%出資すると発表した。整備拠点を拡大する狙い。
一方のポスは、各国で事業展開するSIAエンジと組むことにより、新規顧客の獲得やサービスの多様化を図る。
同日に株式売買契約を結んだ。SIAエンジは株式49%を1,008万7,000リンギ(約2億6,700万円)で取得。株式の残り51%はポス・マレーシアの完全子会社ポス・アビエーションが引き続き保有する。
SIAエンジは、空港で出発前の航空機を点検・整備するライン整備の拠点をマレーシアに拡大。現在の36空港(8カ国)から46空港(9カ国)に広げる。
ポス・アビエーション・エンジニアリングは1998年設立で、資本金1,600万リンギ(約4億2,400万円)。クアラルンプール国際空港(KLIA)などマレーシア国内の10空港で事業を展開している。
2019年3月期は売上高が2,571万リンギ(約6億8,000万円)、税引き後損益が167万リンギ(約4,400万円)の赤字だった。
(提供:亜州ビジネスASEAN)