シンガポールのビジネス情報サイト AsiaXニュースTOP新型ウイルスの感染源が5つに、DBS銀行事務所で退避騒ぎ

社会

2020年2月13日

新型ウイルスの感染源が5つに、DBS銀行事務所で退避騒ぎ

 シンガポール保健省は、中国武漢発の新型コロナウイルスの国内発生源が5カ所になったと発表した。感染者が2人かそれ以上、出た場所で、「グレース・アセンブリー・オブ・ゴッド」教会が5つ目の感染源。教会では先に、パヤレバのライフ・チャーチ・アンド・ミッションズで5人の感染者が確認されている。
 
 グレース・アセンブリーに通う教徒で感染が確認されたのは34歳と46歳の男性で、34歳の男性は体調不良のため5日間の間に4人の開業医の診断を受けたが感染が判明せず、国立感染病センターでようやく感染が確認された。
 
 46歳の男性も3日に肺炎の症状が出て8日に国立大学病院に緊急搬送されたが陰性との診断で、10日に再度、同病院に運ばれ、翌日感染が確認された。2人ともグレース・アセンブリーのタングリンとブキバトの施設を訪問していた。
 
 ほかに発生源となったのはセレター・エアロスペース・ハイツの建築現場で、バングラデシュ人労働者2人が感染した。
 
 マリーナ・ベイ・フィナンシャル・センターでは、43階に入居するDBS銀行の行員(62)の感染が12日午前判明し、同じフロアにいた300人の行員は昼までに退避した。これで国内の感染者数は50人になった。

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