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社会

2020年2月13日

アジア人駐在員にとり生活しやすい都市、シンガポールが首位維持

 人材サービスの英系ECAインターナショナルがまとめた、アジア人駐在員・在留者にとり最も住みやすい都市ランキングで、シンガポールが1位の評価を得た。1位は15年連続で、域内担当取締役のリー・スエイン氏は、シンガポールはこの先も長期にわたり首位の座を維持するとの見通しを示した。
 
 2位は豪州ブリスベーンで、名古屋、大阪、東京、シドニーが3位タイだった。香港は93位に52、順位を下げた。数カ月に及ぶ抗議デモ、社会・政治面の緊張が理由で、運輸機関の停止、犯罪の増加など日々の生活に影響が出ていることが低評価につながった。
 
 ECAは年1回、世界490都市を調べ、順位をまとめている。気候、医療サービス、住宅・公益サービス、身の安全、レジャー施設、付き合いの輪などの項目を調べ得点化した。
 
 タイとベトナムの都市がすべて順位を上げた。タイでは最近、民主的選挙が平和裏に行われており、都市の政治状況が改善したとの評価につながった。ベトナムはインフラ改善を継続しており、外国人、国民の双方にとり生活しやすさが向上しているという。
 
 アジア太平洋地域以外の都市では、アジア人にとり最も住みやすい都市はデンマークの首都コペンハーゲンだった。

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