2020年2月6日
COE価格が急落しBカテゴリーが3万ドルに、新型ウイルスが影響
陸運庁(LTA)が5日実施した新車購入権(COE)入札で乗用車の落札価格が急落した。COE発行枠が縮小した中での下落で、新型コロナウイルスの広がりが影響した。
Aカテゴリー(排気量1.6リットル以下で出力130馬力以下の乗用車)のCOEは前回より14.3%安い3万10Sドル(約238万円)だった。
Bカテゴリー(排気量1.6リットル以上か出力130馬力以上の乗用車)のCOEは同18.1%安い3万890Sドル(約245万円)で、10年来の最低。
どの4輪車の購入にも利用可能なオープンカテゴリーのCOEは6.9%安い3万4,900Sドル(約277万円)で、13カ月来の安値だった。
春節休暇のためショールームの営業日が少なかったことも乗用車予約の減少につながったようだ。
配車サービスのグラブ、ゴージェックとも車両買い替え、新規購入を取りやめており、COE下落要因になった。
複数ブランドの自動車を販売するプライムのネオ・ナムヘン会長は「新型ウイルスの影響は始まったばかり。客足は鈍く、さらに悪化すると思う」と述べた。
ウイルス感染の心配から自家用車購入に動く住民が増加すると予想する販社もある。2003年の新型肺炎(サーズ)の時は、公共輸送機関の延べ利用者が最大30%減少した。