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経済

2020年2月3日

シンガポール航空と全日空が提携、6カ国で共同事業

 シンガポール航空(SIA)と全日本空輸(ANA)は31日、戦略的包括提携契約を東京で交わした。2021年10月31日開始の冬ダイヤから、日本、シンガポール、豪州、インド、インドネシア、マレーシアの6カ国において共同事業(JV)を行う計画で、独占禁止法の適用除外を同6カ国で申請する。
 
 SIAとANAは同じ航空連合「スターアライアンス」に加盟しており、2004年からコードシェア(共同運航)を実施しているが、JVが認められると運航スケジュール、運航網、運賃、販売戦略を協議して調整できるようになり、最短時間での乗り継ぎなど旅客の利便性が増すという。
 
 ANAの平子裕志社長によると、SIAは豪州とインドの就航地が多く、これらの都市からシンガポール経由で日本の多様な都市へ旅客を運べる。
 
 ANAの旅客はシンガポールをハブとして利用し、SIAが乗り入れている都市への旅行が便利になる。このため提携は空のハブとしてのシンガポールの地位強化に貢献する見通しだ。SIAからはゴー・チューンポン最高経営責任者(CEO)が締結式に臨んだ。

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