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社会

2020年1月27日

大型乗用車の割合が拡大、小型車を上回る勢い

 排気量が1.6リットル以上の大型乗用車の割合が高まっており、1.6リットル以下の小型乗用車の割合を上回る勢いだ。大型車の増加は排ガスの増加につながる恐れがある。
 
 新車購入権(COE)には、どの4輪車の購入にも使えるオープンカテゴリーがあるが、ほとんど大型車の購入に利用されており、大型車所有者が増える結果を招いた。
 
 陸運庁(LTA)によると、Bカテゴリー(排気量1.6リットル以上か出力130馬力以上)の乗用車台数は2009年から19年の間に27%増加し、現在は30万8,991台。一方、排気量が1.6リットル以下のAカテゴリーの乗用車台数は32万1,103台。
 
 小型乗用車の09年の台数は大型乗車より36%多かったが、現在、その差はわずか4%弱。自動車業界の関係者は、このままいけば大型乗用車の数が小型車を上回ると予想している。
 
 アジア・クリーン燃料協会のウー専務理事は「排気量の少ないエンジンの方が一般に燃費効率が良い。大型車が増えれば排ガスも増え、気候変動対策にマイナス」とコメントした。
 
 09年から19年までの新車登録台数はAカテゴリーが30万3,633台、Bカテゴリーが30万1,485台で、その差は1%未満。
 
 COE制度が導入された1990年、AカテゴリーのCOEは大型車のCOEの2倍あった。大衆車の購入を後押しするためだが、現在の状況はCOE制度の当初の目的と逆だ。

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