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経済

2020年1月23日

プロドゥア、今年の設備投資10.6億リンギ

 ダイハツなどが出資する国産車メーカーのプロドゥアは今年、設備投資に10億6,000万リンギ(約288億円)を投じる。ザイナル・アビディン・アフマド最高経営責任者(CEO)が21日、2019年の事業結果を振り返る記者会見で明らかにしたもので、20年の販売は前年の水準を維持することを目標としている。国営ベルナマ通信が21日付で伝えた。
 
 今年は生産ラインの改善に5億リンギ(約136億円)を振り向ける。また、これとは別にインダストリー4.0(第4次産業革命)技術の適用などによる工場の近代化に1億8,000万〜2億リンギ(約49億円~約54億円)を投じる。販売網の拡充には2億リンギ、総延長5キロメートルのテストコース建設など研究・開発(R&D)には1億5,000万リンギ(約41億円)を投じる。
 
 今年の販売目標は24万台で、昨年実績の24万341台と同水準に設定。昨年は前年比5.8%増と好調で、市場シェア40%を維持した。今年は小型ハッチバック「マイヴィ」で8万3,000台、ドアセダン「ベザ」で5万4,000台を目指すとしている。
 
 今年の生産目標は25万4,000台で、昨年より1万台(4.1%)増やす。パーツ販売の目標は60億リンギ(約1,628億円)で、前年比11.1%増を目指すとしている。
 
 輸出目標は2825台で、前年の2184台から29.3%増やす。アフマドCEOによれば、小型セダンのベザはスリランカで人気となっている。同社は最近では、東アフリカのセーシェルにも輸出を開始している。
 
(提供:亜州ビジネスASEAN

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