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経済

2020年1月23日

今年のプロトン車販売、3割増の13万台目標

 DRBハイコム傘下の国産車メーカーであるプロトンは、今年の販売台数目標を前年比30%増の13万2,000台に設定した。リ・チュンロン最高経営責任者(CEO)が明らかにしたもので、輸出は昨年(1,070台)の4倍近い4,000台を目指す。ザ・スター・オンラインが21日付で伝えた。
 
 リ会長は、実際には目標を超える意気込みで臨むとコメント。輸出については今年、条件が整えば6,000台に達する可能性もあるとした。輸出先は昨年の6カ国から今年は10カ国に増やす。
 
 工場の稼働状況については、昨年末に2交代制とし、生産拡大を図っている。過去8カ月に6車種で新モデルを発売しており、工場の稼働を増やして受注増に対応している。
 
 昨年好調だった同社初のスポーツ多目的車(SUV)「X70」については、以前まで資本提携した吉利汽車の中国工場から輸入していたが、昨年末にペラ州タンジュンマリムの工場で生産を開始。リCEOは、間もなく市場に現地生産車を投入するとした。
 
 一方で販売網については、国内に121店あるディーラー店を今年は150店に増やすとしている。
 
 プロトンの昨年の販売台数は前年比56%増の10万821台。10万台を超えるのは5年ぶりだった。市場シェアは16.7%で、14年以降で最高。4年ぶりにブランド別2位に返1り咲いた。18年末に投入したX70や、19年モデルを発売した小型セダン「サガ」など4車種が軒並み好調だった。
 
(提供:亜州ビジネスASEAN

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