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経済

2020年1月23日

昨年のメーカー別乗用車販売台数、引き続き日本が上位に

 昨年販売された乗用車(新車)のメーカー別順位を陸運庁(LTA)が発表した。上位10ブランドのシェアは66.4%で、前年の70.5%を下回った。
 
 上位10社と販売台数(正規ディーラー扱いのみ)は、トヨタ自動車(9,518台)、ホンダ(6,615台)、メルセデスベンツ(5,978台)、現代(5,613台)、BMW(5,210台)、起亜(4,227台)、マツダ(3,055台)、三菱自動車(3,020台)、アウディ(2,450台)、日産自動車(2,382台)で、スバルに替わりアウディがランキング入りした。
 
 乗用車販売総数は前年を9.9%下回った。新車購入権(COE)発行数が減少したためだ。シェア(並行輸入車を含む)の動きでは、メルセデス、BMW、起亜が0.7~1ポイント拡大。日本のメーカーは三菱自動車を除き縮小した。
 
 ナンヤン・ビジネススクールのザファル・モミン特任准教授によれば、上位メーカーは椅子取りゲームをしているようなもので、ニューモデル投入、販促で、順位、ランキング入りが左右される傾向がある。しかしトヨタ、ホンダ、メルセデスの3社が今後も上位5位以内に入ることは確実だ。韓国の起亜は過去5年間、販売台数を伸ばしており、5位入りの可能性があるという。
 
 メーカーの国別では日本が引き続きトップを維持する見通しだ。今回、上位10社の販売台数の50%以上を占めた。2位はドイツで28%、3位が韓国の20.5%だった。

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