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社会

2020年1月22日

職場における性の平等指数、シンガポール取引所など5社が合格点

 金融情報の米ブルームバーグによる職場における性の平等指数に、シンガポールから5社が含まれた。指数作成は3年目で、新たに指数に加えられたのはシンガポール取引所(SGX)。金融大手DBSグループと不動産大手シティー・デベロップメンツ(CDL)は3年連続でリスト入りし、シンガポール・テレコム(シングテル)と大華銀行(UOB)は2年連続でのリスト入りとなった。
 
 ブルームバーグは2018年度のデータから指数に認定できる企業を選んだ。女性幹部職・人材育成、賃金の平等、女性を差別しない社風、性的嫌がらせへの対策など5分野、75項目の質問に企業に答えてもらい採点した。
 
 SGXは9つの等級における性差による賃金格差を10%以内にする目標を立てている。最高等級の職階を除く8等級で目標を達成した。従業員830人の半数は女性で、取締会の27%は女性。DBS、CDL、UOBでは、女性は職員の少なくとも60%を占めていた。
 
 世界全体で、女性がリーダーシップを持つ企業では女性の賃金が高かった。企業の69%では社内に授乳室を設けていた。

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