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社会

2020年1月21日

シンガポール在住外国人、最多はマレーシア人で44%

 シンガポールの人口を構成する外国人在住者のうち、最も多いのはマレーシア人で外国人の44%を占めている。統計局のデータを基に国連がまとめ、発表したもので、国別の外国人在住者の数、割合が明らかにされたのは初めて。シンガポール政府は地域別でしか外国人在住者の割合を発表していない。
 
 外国人には、帰化市民、永住権取得者、就労査証取得者と爾家族、留学生が含まれる。出身国別でマレーシア人に次いで多かったのが中国で割合は18%。以下はインドネシアが6.4%、インドが5.9%、パキスタンが5.1%、バングラデシュが3.2%、香港とマカオの合計が3.3%。
 
 外国人の絶対数は1990年の72万7,262人に対し2019年は3倍の216万人で、この間、人口は300万人から570万人に増加した。
 
 外国人に占めるマレーシア人の割合はこの間、27%から44%へ拡大した。2019年の絶対数は95万2,261人。
 
 中国出身者の割合は18%前後で推移しており、19年の絶対数は38万人。インドネシア人は3%から6.4%へ拡大した。絶対数は13万8,338人。
 
 南洋理工大学(NTU)の社会学者ザン・シャオフア氏は「国連統計はシンガポールの多様性を示している。互いの文化の違いに対する人々の理解が増す」とコメントした。

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