シンガポールのビジネス情報サイト AsiaXニュースTOP昨年の非石油地場輸出は9.2%減、12月は持ち直し

貿易

2020年1月20日

昨年の非石油地場輸出は9.2%減、12月は持ち直し

 シンガポールの昨年12月の非石油地場輸出(NODX=石油・再輸出を除いた輸出)は前年同月比2.4%増の143億Sドル(約1兆1,697億円)で、9カ月続いた減少から持ち直した。しかし通年では前年比9.2%の減少で、10.5%減だった2009年以来の低迷だ。同年はリーマン・ブラザーズの破たんをきっかけとする米国発の金融危機の影響を受けた。
 
 12月の輸出では薬品、特殊機械の輸出が増加した。電子機器輸出は21%減だった。減少は2018年末から続いている。
 
 12月の輸出回復について大華銀行(UOB)のエコノミストは「不振は底を打ったと思われる」とした。
 
 米国と中国が貿易交渉で第1段階の合意に達したことも好材料だ。この程度の部分合意ではシンガポール経済への影響は大きくないが、緊張の緩和で心理の改善が期待できるという。
 
 12月の市場別実績では、上位10市場のうちインドネシアと、騒乱が続いている香港以外の市場への輸出が増加した。対中は9.8%、対台湾は16.2%、対米は8.5%、それぞれ増加した。
 
 製造業の先行きを示す12月の中間財輸入は56億Sドル(約4,580億円)で、前月より6億Sドル(約490億円)増えた。石油貿易、再輸出を含めた総貿易は855億Sドル(約6兆9,940億円)で、前月より1.3%減少した。

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