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経済

2020年1月14日

HDB団地をさらに緑化、指針に葉の面積を取り入れ

 住宅開発庁(HDB)は今後建設する団地では植える木の本数を増やし、生活するのに快適な、しかも持続可能な環境を整備する。タンピネス、べドック、ブキバト、アンチョルバールなどにおける80余りの団地建設プロジェクトで実施する。
 
 木の本数より日陰を作る葉を重視した緑化計画で、樹木の種類、場所、生育密度を各事業の条件に応じ設計する手助けとなるための新たな緑化指針をHDBは設定した。
 
 「緑の容積率」は4.5倍以上とする。木々の葉の総面積が敷地面積の4.5倍との意味だ。植樹では上部の繁った枝葉の面積が広い種類の木を重視する。木の緑の部分(木陰を作る上部の繁った部分を含む)は敷地面積の45~60%とする。
 
 同指針が最初に適用されるのはクイーンズタウンのダウソン団地とチョアチューカンのキート・ホン団地。
 
 ダウソン団地の木の本数はこれまでに生えていたものも含め70種4,300本の予定で、7つの住宅ブロックが緑に囲まれた歩道で結ばれるという、公園と変わらない環境になる。
 
 キート・ホンには2016年以降、既に6つのブロックが建設されており、屋上庭園が整備されている。現在は体操、遊び場として利用されているが、農園への転換も可能だ。

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