次世代車の試験所設立へ、MARiiが中国機関と覚書

貿易産業省傘下のマレーシア自動車・ロボティクス・IoT研究所（MARii）は7日、次世代自動車（NxGV）の試験施設をマレーシア国内に建設することで中国国営の中国自動車技術研究センター（CATARC）などと協力覚書（MOU）を交わした。テストコースやデータセンターなどを設け、東南アジアの自動車業界向けに試験や認証を行う。2023年までの完成を目指す。国営ベルナマ通信などが伝えた。

CATARCのほか、コングロマリット（複合企業）大手DRBハイコムと、同社傘下で国産車メーカーのプロトンと組む。CATARCは技術面などで試験所の建設を支援し、DRBハイコムは関連人材の育成で協力。プロトンはCATARCと共同で、東南アジアの気候に適した車両などを研究開発（R&D）する拠点を設立する。

（提供：亜州ビジネスASEAN）