プロトンの昨年販売56％増、5年ぶり10万台超え

DRBハイコム傘下の国産車メーカーであるプロトンは1月3日、2019年の新車販売台数が前年比56％増の10万821台だったと発表した。10万台を超えるのは5年ぶり。18年末に投入した同社初のスポーツ多目的車（SUV）「X70」や、19年モデルを発売した小型セダン「サガ」など4車種が軒並み好調だった。

X70は資本提携した吉利汽車集団のモデルをベースに開発したSUVで、19年は2万6,331台を販売。同クラスのSUVでトップシェアに立った。また8月に19年モデルを発売した小型セダン「サガ」も好調で、通年販売は前年比36％増の3万8,144台。同じく19年モデルを投入した小型セダン「ペルソナ」も29％増の2万1,876台と2けた増だった。小型ハッチバック「アイリス」やミニバン「エクソラ」も19年モデル投入が販売増につながった。

12月の販売は前年同月比112％増の1万1117台で、19年の月間販売で最高を記録した。1万1,000台を超えるのは14年7月以降で初めて。市場シェアは20.5％だった。

リ・チュンロン最高経営責任者（CEO）は、12月の販売が好調だったことについて、「消費者が新モデルの特徴や実用性、価値に気付き始めている」とコメント。19年モデルの投入は成功だったとし、今後もサービスや品質の向上に努めると話した。

（提供：亜州ビジネスASEAN）