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経済

2020年1月9日

シェアキッチン、グラブフードがヒルビューに開設

 配車サービス業者グラブの食事デリバリー部門、グラブフードは8日、ヒルビューにシェアキッチンの「グラブキッチン」を開設した。延べ床面積6,000平方フィート(557平方メートル)の施設で、客はタピオカティーのプレイメード、ウルフバーガーなど10余りのブランドの食事を注文できる。デリバリーだけでなく、店頭受け取り、イートインスペースでの飲食も可能だ。
 
 競合するデリバルー、フードパンダは既に、クラウドキッチン、ゴーストキッチンとも呼称されるシェアキッチンを運営している。飲食店にとっては店舗を開設せず業務を拡大できる利点がある。
 
 グラブフードはグラブキッチンを東南アジア5カ国で既に49店、運営している。今後もさらに開設する計画で、入居業者に、キッチン用品、食品の大量買いサービスも提供する。
 
 シェアキッチンを利用することで、テナントは実店舗を開設せず仮想レストランブランドを立ち上げることが可能で、デリバルーでは75の仮想ブランドが誕生した。
 
 フードコートでタイ・ダイナスティーなど2店を運営するアイアン・リン氏は、グラブキッチンでデリバリー専用ブランドを立ち上げた。シェアキッチン利用で看板掲示費用や人件費を節約できるとしている。

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