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経済

2020年1月8日

ロールスロイスの世界販売台数が過去最多、シンガポールでは41台

 ロールスロイスの昨年の世界販売台数は前年比25%増の5,152台で、過去最多を更新した。シンガポールでの販売台数は32%増の41台で、9日に1台が売れた計算だ。
 
 トルステン・エトベッシュ氏がロールスロイス・モーター・カーズの最高経営責任者(CEO)に就任したのが2010年4月で、現在の生産台数は当時の5倍。
 
 ビジネス・タイムズの電話インタビューに対しエトベッシュ氏は「ロールスロイスは特別な高級車であり、販売台数は抑制する。1万台を目指すようなことはしない」と述べた。
 
 モデル数を増やしたことが販売増につながった。最も売れたのはスポーツ用多目的車(SUV)の「カリナン」で、昨年の販売台数の40%を占めた。若い世代に人気があったのは「カリナン」のブラック・バッジモデル。
 
 客層に大きな変化がみられており、新規購入者の平均年齢は10年前の56歳に対し現在は43歳。客の80%は起業家だという。
 
 ロールスロイスはお抱え運転手を持てる人のための車というのがかつての常識だったが、最近は購入者が自分で運転するケースが多いという。

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