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経済

2019年12月18日

サイクリングロード整備を加速、2~3年前倒し

 政府はサイクリングロードを延べ440キロから、3倍の1,300キロまで増やす計画の達成年を早める計画だ。
 
 アンモキオにおけるサイクリングイベントに参加したラム・ピンミン閣外上級相(運輸担当)によると、2030年までに達成の計画だったが、2~3年前倒しする方向で検討していると明らかにした。このため道路の一部をサイクリングロードに転用する可能性を検討する。
 
 電動スクーター(キックスケーター)の歩道での使用禁止で、電動スクーター利用者が使用できる道路を増やし利便性を増す必要性からの予定変更だ。電動スクーターはサイクリングロードで使用が認められている。
 
 歩道を、電動スクーターの使用も可能なシェア道路に転換する計画も加速する。ラム氏は「電動スクーターの歩道利用禁止で、スクーター利用の利便性が低下した。歩行者の安全確保のため歩道利用禁止は必要な措置だが、電動スクーター利用者への配慮も必要と判断した」と語った。
 
 ラム氏は「電動スクーターの歩道利用禁止以降、歩道の安全度が目に見えて高まっており、歩行者は安心して道を利用している」と語った。

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