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経済

2019年12月10日

ペナンへの製造業投資、9カ月で昨年の2.3倍に

 ペナン州で製造業の投資が増えている。同州政府が2019年第1〜3四半期に認可した製造関連の投資案件は113件で、金額ベースでは133億リンギ(約3,469億円)に達した。既に18年通期の56億リンギ(約1,461億円)の2.3倍に上っている。ニュー・ストレーツ・タイムズが伝えた。
 
 ペナン州の投資認可額は、州別ではセランゴール州に次いで2番目に多く、国内全体の23%に上った。認可額の90.2%に当たる120億リンギ(約3,130億円)は外国直接投資(FDI)で、前年同期から247%増加。認可された113案件で、1万5013人の雇用が見込まれる。
 
 チョー・コンヨー州首相は、ペナン州は電気・電子製品や計測機器の製造ハブであり、米国やシンガポール、英国、中国からの投資が多いと説明。州政府機関インベスト・ペナンのリー・リアンルー最高経営責任者(CEO)は、米中貿易摩擦を背景に中国を避けてペナンに投資する企業があり、その点で摩擦の恩恵を受けていると話した。20年は19年ほど投資額が多くならないが、近年の平均である100億リンギ(約2,608億円)を超えれば上々としている。
 
(提供:亜州ビジネスASEAN

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