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経済

2019年12月10日

セブンイレブン、薬局ケアリングの持ち分4割に

コンビニエンスストア最大手のセブン―イレブン・マレーシア(SEM)はこのほど、ドラッグストアチェーンを展開するケアリング・ファーマシー・グループの株式25.35%を1億4,351万リンギ(約37億円)で取得すると発表した。ケアリングの親会社であるモティバシ・オプティマから取得することで合意しており、持ち分を現在の13.22%から38.57%に引き上げる。
 
ケアリンギはクアラルンプール証券取引所の上場企業。議決権を30%以上とした場合に発生する全株買付制度(MGO)に基づき、SEMはモティバシ・オプティマと同じ1株2.6リンギ(約68円)でほかの株主からケアリング株の売却を募る。ザ・エッジ・マーケッツによれば、SEMは持ち分50%以上を目指しているという。
 
SEMのケアリング株取得は、小売販売網拡大と商品多角化が目的。またケアリングが持つオンラインショッピングサイトを通じ、ネット販売の強化も目論んでいる。
 
ケアリングは1994年設立。マレーシア国内の半島部に120店、東部に1店を構えており、2024年までに200店体制を目指している。19年8月期・第1四半期の売上高は前年同期比8.9%増の1億6,326万リンギ(約43億円)、純利益は2.3%増の418万リンギ(約1億900万円)だった。
 
(提供:亜州ビジネスASEAN

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