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経済

2019年12月10日

MRTジュロン地域線駅舎、中国鉄建が受注

 MRT(地下鉄・高架鉄道)ジュロン地域線(JRL)のジュロン・ウエストとバハー・ジャンクション駅舎工事を、中国鉄建十一局シンガポールが2億1,000万Sドル(約167億円)で陸運庁(LTA)から受注した。着工は来年で、2026年に完工の予定。
 
 JRLはシンガポール7番目のMRTで駅舎数は24。26年から段階的に開通する。ジュロンは国内2つ目の中央商業地区(CBD)に指定されており、JRLはCBDへの転換を後押しする事業だ。
 
 工事内容は、2駅、および1.15キロの高架橋の設計と建設。ジュロン・ウエスト駅はプラットフォームが1本。バハー駅はインターチェンジ駅で、チョア・チュー・カン、ペンカン・ヒル、ジュロン・ピアの3方向の起点。このためプラットフォームは2本整備する。
 
 中国鉄建十一局はMRT駅舎を3つ、また東西線とトゥアス・ウエスト延伸線で鉄道・道路用高架橋を建設したことがあり、そうした実績から選ばれた。JRLは地域線のため輸送能力は中程度で、全面開通時の利用客は1日50万人を想定している。

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