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社会

2019年11月1日

空き缶・ペットボトル回収機、50ヵ所に設置

 
 シンガポール環境庁(NEA)は空き缶・空ペットボトルを自動回収するリバース・ベンディングマシン(RVM)を「アワー・タンピネス・ハブ」など10ヵ所に設置した。廃棄物ゼロを目指す計画の一環で、名称は「リサイクル・ン・セーブ」。主にショッピングモール内のフェアプライス店舗に設置する。お金を入れると商品が出てくる従来の自販機とは逆の機能で、来年3月末までにさらに40ヵ所に設置する。
 
 飲料メーカーのフレイザー・アンド・ニーブ(F&N)の協力を得てのイニチアチブで、設置式に出席したマサゴス・ズルキフリ環境・水資源相は「廃棄物ゼロを達成するには、政府、国民、産業界の一致協力が必要だ」と述べた。政府は空き缶・空きペットボトルのほか、食品ごみ、電子機器廃棄物の再資源化にも取り組んでいる。
 
 NEAのタン・メンドゥイ最高責任者は、今後数年をかけ「拡大生産者責任」を導入する考えを示した。生産者に製品ライフサイクルの使用後の段階にまで責任を拡大する。RVMは2リットルまでの容器を回収。容器は空にしなければならず、機械が容器のバーコードを読み取り、空の状態より20%以上重いと回収しない。
 
 空容器4個で20セントの割引買い物券が提供され、フェアプライスやチアーズ店舗で使用できる。

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