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経済

2019年8月5日

上期の輸出0.2%減、原油・パーム油が落ち込む

 
 マレーシア統計局が7月2日発表した貿易統計によると、2019年上半期の輸出額は前年同期比0.2%減の4815億2520万リンギ(約12兆5000億円)だった。全体の4割近くを占める電気・電子製品が1.6%増えたものの、原油・石油製品やパーム油が落ち込んだ。国・地域別では中国向けが減少する一方、米国向けが伸びている。
 
 電気・電子製品では、主力の集積回路(IC)が4.5%増加。通信機器・部品も9.9%増と伸びている。電気・電子以外では液化天然ガスが15.9%増、食品が6.3%増などと拡大。一方、原油は15.6%減、石油製品は6.2%減と落ち込み、パーム油・パーム油製品は8.1%減だった。
 
 国・地域別では最大の中国向けが0.7%減少したほか、香港向けが9.0%減、日本向けが3.3%減と不振。一方、2番目の輸出先である米国向けは3.3%増加した。
 
 全体の輸入は1.8%減の4144億2380万リンギ、貿易収支は671億4810万リンギの黒字。輸入は国別で最大の中国からが横ばいとなる一方、米国からは8.0%増えた。
 
 6月は輸出額が前年同月比3.1%減の761億6940万リンギと、3カ月ぶりのマイナス。原油やパーム油が増加する一方、電気・電子製品が6.0%減と振るわなかった。輸入額は9.2%減の659億780万リンギ、貿易収支は102億6160万リンギの黒字だった。
 
(提供:亜州ビジネスASEAN

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