2019年3月6日
配車大手グラブとシナルマス、都市開発で提携
シンガポールの配車サービス大手グラブは3月4日、インドネシア財閥系の不動産大手シナルマス・ランドと技術提携に関する覚書を交わした。シナルマスがジャカルタ郊外で手がける都市開発事業「BSDシティー」に、グラブが研究開発(R&D)拠点を設置。また、共同で配車サービスの効率化に向けた取り組みなども行い、スマートシティー化を推進する。
提携により、BSDシティー内で近距離移動に利用できる移動支援機器の試験サービスを提供するなど、環境に優しい乗り物を導入。また、域内をマッピングし、配車サービスの乗降地点をより高い精度で把握できるようにする。ほかに中小企業の支援なども実施。グラブのR&D拠点では、人口知能(AI)を活用した輸送システムの開発などを推進する。
BSDシティーは1989年に開発が始まった大規模事業。「インドネシアのシリコンバレー」を目指し、IT(情報技術)企業の誘致を進めている。
(提供:亜州ビジネスASEAN)