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国際

2019年2月28日

パキスタン・インド紛争、領空閉鎖で民間航空機が迂回

 
 インドとパキスタンの係争地カシミール地方における紛争でパキスタンが領空を閉鎖したことから、民間航空機は迂回路をとらざるを得なくなっており、27日、シンガポール航空(SIA)ではロンドン行き2便とフランクフルト行き1便は途中給油が必要になり、到着が大幅に遅れた。このためフランクフルト発の復路便はキャンセルした。
 
 豪州カンタス航空の便などシンガポール/欧州線のほかの便もパキスタン南部を迂回する航路をとっており、遅延が生じている。
 
 パキスタン・インド紛争では、カシミール上空でパキスタン軍がインド空軍の2機を撃墜。インドもパキスタンの戦闘機1機を撃墜した。この後、パキスタンは領空を閉鎖。インドはカシミールやパキスタン国境に近い空港を閉鎖した。
 
 SIAの格安航空部門子会社、スクートはカシミールに近いアムリッツァルへの乗り入れを取りやめた。
 
 航空会社の集まりである国際航空運送協会(IATA)によると、東南アジアと欧州間のすべての便が影響を受けた。同路線では1日220便が運航されている。

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