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政治

2019年1月2日

低所得層への医療費免除、20億リンギの基金で1月から開始

【プトラジャヤ】
リム・グアンエン財務相は12月28日、予算で示したとおり所得で下位40%(B40)の世帯の構成員に対する医療費免除を、20億リンギ(約530億円)の当初基金で1月1日から開始すると発表した。
 
 

補助対象は、エイズ、アルツハイマー病、がん、心臓病など36種の重大疾病で、免除額は最高8,000リンギ(約21万2,000円)。入院の場合、所得補助として1日50リンギ(約1,325円)を年間最長14日、支給する。

 

B40の世帯員数は410万人で、年齢18~55歳が援助対象。計画実施期間は5年。登録受付は3月1日から始める。登録はインターネット経由で行う。補助対象の国民に対し政府はショートメッセージサービスを利用し通知する。患者は一旦医療費を支払い、後で支給を受ける。
 
 

政府は年初に医療費免除計画を正式に発足させる際、詳細を発表する。医療費免除は低所得層に対する生活支援で、選挙公約の一つ。

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