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政治

2019年1月4日

リー首相が新年メッセージ、シンガポールの統治は優秀

リー・シェンロン首相は1月1日付紙面に掲載された国民に向けた新年メッセージで、2018年は生産的1年だったと統治の成果を強調した。

 

リー氏によればシンガポールは多くの国と同様の困難にさらされたが、進展を継続した一方、ほかの国は賃金が停滞し、生活は改善せず、政治は機能不全に陥ったと述べた。

 

シンガポールの進展の具体例としてリー氏は、経済成長率が3.3%と予想(3~3.5%)の上限に近かったこと、国民所得の増加、失業率の低水準維持を挙げた。

 

これ以外の重要な進展は政権首脳の後継者選びで、若手指導者グループがヘン・スイーキアット財務相を次期指導者に選んだことを取り上げた。長期的にシンガポールでは良好な統治が行われるとの確信を国民だけでなく、外国人にも与えるものだという。

 

リー氏は「シンガポールの統治モデルは非常に優れており、世界でも傑出している」と指摘。「ほかの国で見られるような対立、論争、派閥で国が分裂し、不安定になることは許容されない。国民は断固として社会契約(国家とその市民の関係についての契約)を強固にするため一致団結しなければならない」と述べた。

 

リー氏は領海、領空をめぐるマレーシアとの関係悪化にも言及。「穏やか、建設的に取り組む。しかし解決はこれまで以上に困難だ」と述べた。

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