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経済

2018年9月13日

シンガポール、ホーカーセンターでの支払い、決済ネットワークのネッツが管理会社に

電子決済ネットワークを運営するネッツ(NETS)が、政府機関が管理する敷地にあるホーカーセンター、コーヒーショップ、工業団地内簡易食堂における電子決済を取りまとめる管理会社に指名された。

 

これらホーカー、コーヒーショップなどで飲食した者は、EZリンク、ネッツ・フラッシュペイ、クレジットカード、グラブペイ、アリペイ、イージー・ウオレットなど20種の決済手段のどれでも支払いが可能になる。年内に利用が可能になるのは10種で、残りは来年8月までに利用できるようになる。

 

支払いのキャッシュレス化、決済システムの統合を推進しているのは、エンタープライズ・シンガポール、住宅開発庁(HDB)、シンガポール環境庁、工業団地運営のJTCで、2年後をめどに、コーヒーショップ200店、25のホーカーセンター、20の軽食堂での導入を見込んでいる。

 

店に置く端末は統一する。非接触型で、QRコードを読み取り決済する。NETSは最初の3年間は無料で貸し出す。取引手数料は代金の0.5%とするが、これも最初の3年間は政府が肩代わりする。店側は手数料の肩代わりを希望する場合、20年8月までに申請する。

 

店側は消費者の購買動向を探るなどの目的で、新決済システムに自社用POS(販売時点管理)システムを接続することもできる。

 

住民が外食に費やす金額のうち40%は、ホーカー、コーヒーショップ、軽食堂で支出されている。

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