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社会

2018年2月12日

シンガポール国際問題研究所、独立系シンクタンクでアジア1位の評価

ペンシルベニア大学シンクタンク・市民社会プログラムがまとめた2017年度のシンクタンク指数「グローバル・ゴー・ツー・シンクタンク指数」で、シンガポールで最も歴史のあるシンクタンク「シンガポール国際問題研究所(SIIA)」が独立系シンクタンクのカテゴリーで24位と昨年より1つ順位を上げた。アジアだけの順位では1位。指数では独立系シンクタンクを、資金、業務面で政府から独立していることと定義している。

 

SIIAは、非独立系も含めた「世界のトップシンクタンク」のカテゴリーでは、東南アジア諸国連合(ASEAN)で1位の評価を得た。全体では69位と前年の83位から躍進した。

 

SIIAのサイモン・テー理事長(准教授)は「ASEANとしての意見の代弁者と認められたことを誇りに思う。域内、世界の潮流にどうASEANが対処しているかの進展分析、アイデアを今後も提供する」とコメントした。

 

同カテゴリーではシンガポールの、東南アジア研究所(ISEAS)、国防・戦略問題研究所(IDSS)も100位以内に入った。全体の1位は米ブルッキングス研究所。

 

順位は6,500余りのシンクタンクを対象に18項目について、学者、政策決定者、ドナー、ジャーナリストら計1,950人の意見を基にまとめた。

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