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社会

2018年2月8日

シンガポール、COE入札で珍現象、オープンカテゴリーの価格が乗用車以下に

陸運庁(LTA)が2月7日実施した新車購入権(COE)入札で、珍現象が出現した。どの車両の購入にも使用できるE(オープン)カテゴリーのCOE落札価格が、2タイプの乗用車のCOEを下回った。EカテゴリーのCOEは譲渡可能で、自動車販売業者は急な需要に応じるため余分に手持ちにしているケースが多く、高価格で落札されるのが常だ。

 

 EカテゴリーのCOEは前回より9.3%安い、3万9,903Sドル(約330万円)だった。Aカテゴリー(排気量1.6リットル以下で出力130馬力以下の乗用車)のCOEは8.4%高い4万Sドル(約331万円)、Bカテゴリー(排気量1.6リットル以上か出力130馬力以上の乗用車)のCOEは0.8%安い4万2,322Sドル(約350万円)。商用車のCOEは1.8%安い3万8,303Sドル(約317万円)だった。

 

 1月のモーターショーの後で春節前というこの時期は乗用車購入需要が高まるのが常だが、今回は違った。

 

 Aカテゴリーの需要増について日産車ディーラー、タンチョン・モーターズのロン・リム氏は、個人ハイヤー業者の応募が多数に上ったためとみている。

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