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ドクター・グリーンのワンポイント医療情報

2020年5月20日

軟膏とクリーム、どちらを選ぶ?

シンガポールでの仕事や生活で知っておきたい健康管理のお話やドクターの感じたことなどをお届けします。

 薬局で購入できる塗り薬には、同じ効能・効果でも「軟膏(ointment)」と「クリーム(cream)」がそれぞれ販売されている場合があり、どちらを選ぶのかを迷うことがありますよね。そんな時は、両者の違いに注目して症状に適したタイプを選びましょう。塗り薬は効能や効果を持つ“有効成分”に加えてベースとなる“基剤”を混ぜてつくられています。一方で、有効成分が同じでも基剤の違いによって「軟膏」と「クリーム」に大別され、使用感や刺激性などに違いがあらわれます。
 

軟膏の特徴

・基剤は白色ワセリンなどの油性基剤です。
・刺激が弱く、肌の弱い方に向いています。
・乾燥した患部にも、ジュクジュクした患部にも使うことができます。
・保湿力が高く、皮膚を保護する効果があります。
・クリームに比べてベタつきを感じることがあります。
 

クリームの特徴

・基剤には油性成分に加えて水分が含まれています。
・さらっとなめらかで伸びがよく、ベタつきにくいです。
・水で簡単に洗い流せる一方、汗などで流れやすい場合もあります。
・水分を含んでいるため乾燥した患部に適しています。
 
 上記の特徴はお薬により異なる場合もありますが、ドラッグストアなどで一般用医薬品を購入する際にはぜひ参考にしてください。また患部の状態に適したタイプについて店舗の薬剤師に尋ねてみてもよいでしょう。
 

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