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熱帯綺羅

2009年4月6日

シンガポールで出会う、ジム・トンプソンの流儀。

美しいタイシルクで知られる「ジム・トンプソン」が、 アジアの旗艦店となるレストラン「ジム・トンプソン タイレストラン&ワインバー」を、2008年12月にシンガポールにオープン。

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レストランのメインエリア

 

デンプシーヒル近くにある緑に囲まれた建物は、旧英国植民地時代のバラックで、350万Sドル(約2億3,000万円)もの費用をかけた化粧直しを経て、テラス席を含めると最大150人も収容できる規模の洒落たレストランに生まれ変わりました。天井まで17mもある広々とした店内は、専属インテリアデザイナーであるタイ人のクン・ティナート(Khun Tinnart)氏が内装を担当。タイの宮殿仕様という鉄製のスクリーンや、床に塗り込まれた幾何学模様のペインティングなど、ノスタルジックな雰囲気を醸し出し、ソファやバーカウンターなどのモダンな家具をやんわり包み込みます。家具やカーテン、そしてテーブルセッテイングに至るまで、使用されているファブリクは、もちろん自社製のタイシルクやコットン。ジム・トンプソンのファンならそれだけで垂涎のセッティングです。

気になるお料理は、バンコクのジム・トンプソン・レストラン直伝のレシピで素材にこだわった正統派のタイ料理。油断のない美しいプレゼンテーションも一流、目にも舌にも美味しいひと時を約束してくれます。

その古今東西バランス良く入り交じった雰囲気と味わい。「ジム・トンプソン」流であること、その秘密を教えてくれたのがレシピも豊富に掲載された『At The Table Of Jim Thompson』。アメリカで建築家だったジム・トンプソンは、第二次世界大戦後にバンコクへの移住を決め、当時衰退の一途だったタイシルクを有力産業へと成長させる事に成功、実業家の地位を築きます。トンプソンを巡るストーリーの中で印象深いのが、自身が自宅用に買い求めたアンティークのタイ式家屋のお話(現在は「ジム・トンプソンの家」として一般公開中)。タイの伝統的な家屋にシャンデリアなど西洋のインテリアが取り入れられ、陶器や仏像等のアンティークの収集家でもあった彼のコレクションは家中所狭しと並び、いつも南国の花々があちこちに美しく生けられました。在りし日のトンプソンは、タイや各国からの客人をもてなす事を好み、毎日晩餐会を開いては、その独特のインテリアの美しさで皆を楽しませたといいます。

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ソファのシルク生地も自社製。光沢が美しい

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伝統的なタイ料理の数々。手前の前菜には特製ソースを合わせて。その奥左がミアン・カム。

 

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