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熱帯綺羅

2011年11月21日

ビルマの仏教文化を伝える「マハ・ササナ・ラムシ寺院」

 

仏陀ササナに教えを請う

Screen Shot 2015-07-30 at 3.56.21 pm現在シンガポールには10万人を超えるミャンマー人が暮らしているといいます。祖国を離れて生活する人々にとって、故郷の伝統を保つ寺院の存在は心のよりどころになっているに違いありません。仏教寺院の果たす役割は何でしょうか。僧侶がいる場所であり、仏像を祀る場所。信者たちが祈りを捧げたり、親戚や友人と会合するところでもあります。結婚式や結婚披露宴を行うこともありますし、お祭りの中心にもなります。しかしさらに仏教寺院の重要な役目は、人々がその精神性を高めるきっかけを作ることだと、ササナ寺院のニュースレターには書いてありました。精神性―スピリチュアリティー(Spirituality)を高めるというのは、煩悩を取り去って俗世の苦悩から解放されること。そのために寺院には僧侶がいて、ササナの教えを伝える。寺院の外観、仏像の姿形は国や地域によって、あるいは宗派によって異なりますが、基本的な考え方は共通しています。仏像も僧侶も、一般の信者も国境を越え、時代を超えてなお、仏陀の教えを引継いでゆくのでしょう。

 

14 Tai Gin Road singapore 327873

この記事は、シンガポールの日本語フリーペーパー「AsiaX Vol.201(2011年11月21日発行)」に掲載されたものです。
文= セガラン郷子
写真=Eugene Chan

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