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熱帯綺羅

2013年12月16日

世界中の海運会社が頼りにするドック「ジュロン造船所」

 

 

ニューヤードでの新たな出発

スクリーンショット 2015-07-02 11.49.15Sembmarine Integrated Yard @ Tuasとして今年オープンしたニューヤードは、敷地面積70万平方メートルという広大な場所ですが、これは第1期分のみ。既に第2期の工事がすぐ隣で始まっています。今後予定されている第3期分が完成すれば、敷地面積は200万平方メートルにもなります。
第1期の区画にある4基のドライドックは、いずれも全長300メートル超の大型船に対応可能。中でも3号ドックは412メートルあり、約400メートルもある世界最長のコンテナ船も収容できます。関係者にとってまさに待望の最新鋭ヤードの完成となりました。

 

 

現在ニューヤードでの業務は、日系企業向けの営業を統括する日本人2人以外は、外国人労働者を含む現地の人材約1,500人が担っています。そんな中で、今でも毎朝実施されているのがラジオ体操。場所が変わり施設が一新されても、多くの日本人が長年現場で伝えてきたさまざまな技術や知識、造船マンとしての魂とともに、これからも受け継がれていくことでしょう。

 

 

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この記事は、シンガポールの日本語フリーペーパー「AsiaX Vol.248(2013年12月16日発行)」に掲載されたものです。
文= 石橋雪江
写真=石橋雪江

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