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熱帯綺羅

2014年8月4日

市民の憩いの場、シンガポール最大の海浜公園「イーストコースト・パーク」

 

憩いの場から目的型レジャー・パークへ

スクリーンショット 2015-07-01 13.18.43今では皆に親しまれるイーストコースト・パークですが、実は一昔前までここは海でした。そう、この広大な海浜公園は、埋め立て地の上に造成され、長く続く砂浜も全て人工のもの。1960年代にマリンパレード地区の大規模な埋立地開発が始まり、80年代に埋立地の上にイーストコースト・パークが完成。90年代に再開発が行われ、その頃からだんだんと活気づいてきたとか。2000年代に入り、シンガポール初のケーブル・ウォータースキーや世界基準の大型スケート・パーク等、他の公園にはないレジャー施設が開設し、この国内最大の公園は憩いの場を超えた一大レジャーパークへと成長していきました。

 

 

常に国民のニーズに答えようと、現在もいくつかの施設で改装工事が進行中で、その一つ、複合施設のパークランド•グリーンは2014年9月にリニューアルオープン予定。飲食店の数々やレーザータグ(光線銃サバイバルゲーム)等のアクティビティが楽しめる一方、建物面積は改装前より25%削減し芝生スペースを増やすなど、利便性だけでなく更なる緑化を目指したスペースに生まれ変わります。また、現在チャンギ•ビーチとイーストコースト・パークを繋ぐサイクリングコースも延長工事中で、近い将来にはさらに西方向にあるガーデンズ・バイ・ザ・ベイまでを繋ぐ25kmのコースが完成する予定。サイクリングやランニング愛好家にとっては、車を気にせず安全に長く走れる魅力的なコースになりそうです。

 

 

娯楽性と緑化のバランスを保ちながら進化を続けるイーストコースト・パーク。芝生にただ寝転んで、椰子の木を見上げ、潮風を肌で感じるためにやって来る人々を、これからも懐深く受け入れてくれる場所であることに変わりはありません。

East Coast Park Service Rd 449876

この記事は、シンガポールの日本語フリーペーパー「AsiaX Vol.262(2014年08月04日発行)」に掲載されたものです。
文= 船崎ゆう子
写真=船崎ゆう子

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