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熱帯綺羅

2014年12月1日

ムスリム・インド系移民が伝えた、甘い味わい「Teh tarik(テ・タリ)」

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リトルインディアやアラブストリートを始めとして、街中のほとんどのコーヒーショップやホーカーで買うことができる甘いミルクティー「Teh tarik(テ・タリ)」。人気のストールの様子を見ていると、椅子に腰かけてゆったりとお喋りを楽しむ人々から、ストローを差した袋に注いでもらい、急ぎ足で仕事場に向かう人々までいて、幅広いシチュエーションで買い求められていることがわかります。温かいお茶ながら、ほんのりスパイスが効いていて、灼熱の太陽が照りつけるシンガポールでも飲みやすいのが愛される秘訣なのでしょうか。

 

起源はイスラム教徒のインド系移民

 

スクリーンショット 2015-07-01 11.18.40テ・タリは、マレー半島に渡ったイスラム教徒(ムスリム)のインド系移民が伝えたとされています。第2次世界大戦後、ゴム農園などで働くため、主にインド南部・タミル地方などからシンガポールを含むマレー半島各地に移り住んだ人々のために、道路わきに簡素な飲み物の屋台を出したのが始まりとか。紅茶は水から煮出すため、高級な大きい茶葉よりも、むしろ細かく砕かれたものが好まれたそうです。その後、人種や国籍を超えて幅広く愛され、テ・タリは現在ではシンガポールやマレーシアで国民的な飲み物と称されるまでになりました。マレーシアでは、アクロバティックな紅茶の注ぎ方のデモンストレーションを競う、競技大会まで開催されているそうです。
テ・タリを始めとした、ムスリムのインド系マレー人の文化は、タミル語で敬意を含んだおじさんという意味の「Mamak(ママ)」と呼ばれます。朝食として人気の「ロティ・プラタ」や、「ムルタバ」、「ナシ・レマ」などもこの文化に属するものです。

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