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シンガポール就職ケーススタディ

2016年3月16日

資格・スキルを活かす就職 [英語編]

シンガポール就職体験談

多国籍な職場は英語力が大前提「アウトプット」できることが重要

ドイツのコメルツ銀行シンガポール支店でデリバティブ(金融派生商品)等の営業をしています。社内のチームでは日本人は私1人で、シンガポール人、韓国人、ベトナム人などアジア出身者を中心に多国籍のメンバーで構成されており、共通言語は英語です。香港支社やロンドン支社とやりとりをすることも多いのですが、その場合も英語ですし、営業先が日本人の方でない場合はすべて英語で対応しています。

 

私の場合、シンガポール経営大学(SMU)のMBA受験のためTOEFL対策の勉強をしたこと、そして入学後にはディスカッションなどで徹底的に鍛えられ、英語力がアップしました。また、意識的に英語のニュースを聞いて話すことを繰り返し、スピーキング力を磨きました。

 

TOEICでは900点以上のスコアがありますが、このスコアはリスニングなどあくまで受け身、インプット中心の英語力ですので、あまり私の仕事場では役に立ちません。仕事においてはアウトプット、すなわち英語での会話力、コミュニケーション能力こそが必要になってきます。そして外資系企業で働くために必要な英語力とは、自己主張ができることであり、自分のアイデアを周りに伝えて、どんどん仕事を進めていくことができるレベルであると考えます。

 

シンガポールの外資系企業で働く場合、英語力があることは大前提であり、やはりいかにプロとして業務に必要な知識とスキルを持っているかどうかが問われます。私は『フィナンシャルタイムズ』や金融系の英字誌を読むなどして専門知識の習得や金融トレンドを知るように努めています。英語に関しては、ネイティブスピーカーの発音や表現、Eメールで使う言い回しを学んで実際に使いブラッシュアップを心がけています。

三宅 崇之さん  Commerzbank AG Singapore Branch Corporates & Markets

 

この記事は、シンガポールの日本語フリーペーパー「AsiaX Vol.291(2015年11月2日発行)」に掲載されたものです。

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