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シンガポール就職ケーススタディ

2016年3月16日

資格・スキルを活かす就職 [英語編]

職場で求められる「英語力」とは?

シンガポールで就職活動をする際には語学、特に英語力が応募条件にほぼ含まれています。実際の就職、業務にはどれくらいのレベルが必要とされるのでしょうか?人材紹介会社へのアンケートを行い、実態を調べました(記事はアンケートの回答をもとに作成)。

取材協力:Find Recruit Pte Ltd, Intelligence Asia Pte Ltd, JAC Recruitment Pte Ltd,
Pasona Singapore Pte Ltd, RGF HR Agent (S) Pte Ltd

 

英語ビジネスレベル、コミュニケーションレベルとは?

「ビジネスレベル」は一般にTOEIC800~850点位が目安とされ、英語での会議(複数拠点との電話会議含む)、商談、交渉、プレゼン、ビジネス文書作成などができることが求められます。外資系企業での営業、金融、マーケティングの業種では850点以上、会話、読み、書き全てにおいて業務を問題なく遂行するレベルが必要というケースが多いようです。そのほかの英語資格ではIELTSが6.0~6.5(英語圏の大学学部・大学院入学基準相当)が目安となります。

一方、「コミュニケーションレベル」は、TOEIC700~800点未満を目安に、一般的なビジネスコミュニケーションができる、ローカルスタッフとの意思疎通が図れるといったことが基準となります。

 

留学や海外滞在経験は評価される?

英語圏での在住経験が3年以上になると評価されるケースが一般的です。大学の学位取得目的での渡航や、実務で英語を使う就労をしていた場合は、TOEICのスコアなどに関係なく一定の英語力があると認められることが多いようです。

 

英語資格と業務現場での英語力のギャップは?

日本人の場合、TOEIC900点以上の人でも会話力に乏しい人は多く、英語で面接したところ、ほとんど話せないというケースもあるそうです。また、日本で英語資格の勉強をし、高得点を取った人でも海外で英語のみでの環境での経験がない場合はコミュニケーションに苦労するという意見も。さらにシンガポールでは多国籍な職場が多いため、さまざまなアクセント、訛りのある英語への対応も必要となります。

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